とりあえず栽培
8月20日に任地のランバレネ(Lambaréné)に到着しました。
ここはドイツの医師兼オルガン奏者のアルバート・シュバイツァー(Albert Schweitzer)博士が、1913年から死去する1965年まで医療活動を行った地です。
博士にはその功績を称え1952年のノーベル平和賞が与えられています。
シュバイツァー博士の開いた病院が前身である、シュバイツァー病院。ここがポムテの配属先です。
シュバイツァー病院(小児科、外科、精神科、歯科などがある)
活動の要請内容は、【病院の自己運営のため敷地内の圃場を整え、「野菜栽培の計画」「試験栽培」を通じて自給自足システムの将来的な可能性を検討すること】。
敷地内には、シュバイツァー博士が作った畑がありますが、ここ7~8年は人手と予算不足で使われずにいました。そこへ日本からボランティアが来ることになったので、野菜栽培を再開しようということになったのです。
病院に来て3日後には畑の整備が始まりました。
来てすぐの畑の様子
草刈機で草を刈って除けました。これで丸1日。この広さの区画が全部で9つあるらしい。
鍬とツルハシで掘り起こし、畝を作ります。写真で掘り起こしてる部分がちょうど1畝分。乾季のため土が固くて、2人でやると1日に2畝しか作れませんでした。
播種後の風景。だいぶ畑らしくなりました。手前では既にトマトの芽が出ています。
オクラとズッキーニの播種床。直径30mくらいの穴を作って、そこだけ耕します。
配属から3カ月弱経っているので、実は既に収穫が始まっています。
最近の畑の様子(手前:左からレタス・キャベツ・トマト・インゲン豆、奥:レタス)
手前4列がズッキーニ。奥4列がオクラ。ズッキーニは実が大きくなる前に腐ってしまって、あまり収穫できていません。どうしたものか。
収穫した野菜はその数を記録しています。
ある日の収穫物。穫れた野菜は食堂で使われます。
3カ月が経ち、とりあえず収穫までしましたが、ここまではほぼ現地のやり方・進め方で栽培してきました。この間に、配属先の働き方、野菜の育て方・育ち方など、だいぶ現状が見えてきました。
これから徐々にあれこれ試してみたいと思います。
≪おまけ≫
髪が伸びたので編み込みしてみました。
ガボンでは基本的に男性で編み込みをしてる人はいないので、「編み込みしたい」って頼んだら、「男で編み込みするのはアメリカの『スーパースター』だけだ」って言われました。
食堂で働くマダムの家にお邪魔して編んでもらいました。
地毛だけだとすぐ解けてしまうので、付け毛も入りました。
完成形。
ポムテ