Gabon Matin -ガボンマタン-

青年海外協力隊2018年1次隊ガボン隊員のリレーブログ

とりあえず栽培

 

8月20日に任地のランバレネ(Lambaréné)に到着しました。

ここはドイツの医師兼オルガン奏者のアルバート・シュバイツァー(Albert Schweitzer)博士が、1913年から死去する1965年まで医療活動を行った地です。
博士にはその功績を称え1952年のノーベル平和賞が与えられています。

シュバイツァー博士の開いた病院が前身である、シュバイツァー病院。ここがポムテの配属先です。

 

シュバイツァー病院(小児科、外科、精神科、歯科などがある)

 

 

活動の要請内容は、【病院の自己運営のため敷地内の圃場を整え、「野菜栽培の計画」「試験栽培」を通じて自給自足システムの将来的な可能性を検討すること】。

敷地内には、シュバイツァー博士が作った畑がありますが、ここ7~8年は人手と予算不足で使われずにいました。そこへ日本からボランティアが来ることになったので、野菜栽培を再開しようということになったのです。

病院に来て3日後には畑の整備が始まりました。

 

 

 

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来てすぐの畑の様子

 

 

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草刈機で草を刈って除けました。これで丸1日。この広さの区画が全部で9つあるらしい。

 

 

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鍬とツルハシで掘り起こし、畝を作ります。写真で掘り起こしてる部分がちょうど1畝分。乾季のため土が固くて、2人でやると1日に2畝しか作れませんでした。

 

 

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播種後の風景。だいぶ畑らしくなりました。手前では既にトマトの芽が出ています。

 

 

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オクラとズッキーニの播種床。直径30mくらいの穴を作って、そこだけ耕します。

 

 

配属から3カ月弱経っているので、実は既に収穫が始まっています。

 

 

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最近の畑の様子(手前:左からレタス・キャベツ・トマト・インゲン豆、奥:レタス)

 

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手前4列がズッキーニ。奥4列がオクラ。ズッキーニは実が大きくなる前に腐ってしまって、あまり収穫できていません。どうしたものか。

 

 

 

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収穫した野菜はその数を記録しています。

 

 

ある日の収穫物。穫れた野菜は食堂で使われます。

 

 

3カ月が経ち、とりあえず収穫までしましたが、ここまではほぼ現地のやり方・進め方で栽培してきました。この間に、配属先の働き方、野菜の育て方・育ち方など、だいぶ現状が見えてきました。

これから徐々にあれこれ試してみたいと思います。

 

 

≪おまけ≫
髪が伸びたので編み込みしてみました。

 

ガボンでは基本的に男性で編み込みをしてる人はいないので、「編み込みしたい」って頼んだら、「男で編み込みするのはアメリカの『スーパースター』だけだ」って言われました。

 

 

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食堂で働くマダムの家にお邪魔して編んでもらいました。

 

 

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地毛だけだとすぐ解けてしまうので、付け毛も入りました。

 

 

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完成形。

 

 

 

ポムテ