Gabon Matin -ガボンマタン-

青年海外協力隊2018年1次隊ガボン隊員のリレーブログ

今更・・・複雑・・・困惑・・・

 

 色々と整理がつかず、投稿が大分遅くなっちゃいました・・・そうめんです。

 前回投稿で『日本は本当にキレイ?』っていうテーマで書こうとしていたけれど、テーマ変更します。

 先に謝っておきます。今回は愚痴らせてください・・・ごめんなさい。

 

 8月の隊員総会、9月に他の隊員との共同活動で首都へ行ったり来たりが続き忙しとは裏腹に、何だか活動のリズムが乱れ、何となく時間が流れてしまった今日この頃。更にこの状況を助長させているのが、スタッフのバカンス(長期休暇)による配属先の活気の無さに加え、これこそ今回のテーマ『今更・・・複雑・・・困惑・・・』でもあるけれど、時間や期日をとにかく守らないのが一番大きい要因になっている。

 本当に、今更なんだけど、これがGABANなのか!!っていうくらい思い知らされている気がして仕方がない。誰に聞いても「すぐ、明日、今週、来週などなど・・・」っていうけれど、守られたことがない。これは通称『来る来る詐欺』ってやつにひっかかり気が滅入ってしまった。更にひどいのは「誰もわからない」っていうケースもあって、国外に行ったきり連絡もつかず待てど、暮らせど一向に戻ってこないなんてこともある。

 単に生活しているだけなら、他人が戻ってこようが来なかろうが気にもならないけれど、活動先でこんなことが起きてしまうと、活動期間に限りがあって、やりたいことがあって、相談しなきゃならないなどの状況にあるのに、郷は郷に従えとは言うけれどこんなことは到底受け入れられないし、従うことなんてできない。もしこんな状況に染まってし合ったら『堕落』の一途しかたどれない気しかしない。

 

 こんな状況でも活動先、町、人々のことは好きなんだけど・・・やっぱり自分はGABON人にはなれないなぁ~

 

 そして、複雑でとっても困惑していることがある。

 それは、①先に書いた「連絡がつかないスタッフ」、②ここまで一緒に活動してきた同じ部署の同僚が職場を「クビ」にされてしまったことだ。

 なぜこの二人が、僕の気持ちをこんなに混乱させているかと言えば、単純に仲間が居なくなって寂しいなんて、そんな単純なことではない。むしろこの二人が居ないことで僕の活動に与える支障があまりに大きすぎるところにある。この二人は、JICAへの報告書や各省庁への報告書の添削・校正してもらってきた。また、今までの活動についての相談や他のスタッフへの説明などを行ってくれていた二人だった。

 だから、これから活動の終盤・仕上げに向かっていかなければならない大事な時期に、こんな状況が訪れるなんて夢にも思っていなかった・・・今は心にぽっかり穴が開いてしまったような気持ちで、なんだか活動が空回りしてしまっている・・・お願いだから悪い夢ならさめてくれ・・・

 ②の仲間については、特に僕にとっての一番の理解者で、仕事が終わればいっつも飲みに行って、色んな相談や話をしてきた。なんで、こんな風になる前に、「俺は何かできなかったのか?一緒に病院長のところへ頭を下げに行って、許してもらえなかったのか?(先日、直接病院長に復帰の可能性を聞いたけどNO!の一言で終わってしまった。)etc…」って考える毎日で気持ちが落ち着かない・・・

 彼の抱えていた仕事は、この国の人達が一番嫌い(おそらく)な「統計」を担当していた。当然覚悟はしているけれど、この仕事は僕がやる羽目になるのは分かっている。でもそんなことはどうでもいい。

 今まで彼の作業を軽減し、効率を図って正しい統計をとるための意識改革を一緒に活動してきたのに、すべてが水の泡・・・一体俺は何のためにこの1年以上の時間を使ってきたのだろう・・・なんともやりきれなくて空しい・・・

 

 とはいっても自分の残りの活動もあと数か月、もう一回気持ちを高めて少しでも悔いを残さないように頑張るしかないな・・・

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きっともう揃うことのない3人・・・