パーニュ
今回の担当は、臨床検査技師のおこめです。
わたしは、パーニュ(Pagne)の話をしますね。
パーニュとは、
アフリカンプリント布のことで、
アジア・西洋との文化・産業融合を経て生み出されたアフリカ独自の布地だそうです。
辞典で調べると、「(アジア・アフリカの伝統的な)腰巻き」
と出てきます。
実際に布を腰に巻いてる人もいるけど、
仕立て屋さんへ行き、そのパーニュを使って、
自分の好きなデザインで服を仕立ててもらうのがアフリカンスタイル!
このパーニュを手に入れたい我々1次隊は、
語学学校の先生にお願いし、
ガボンのマルシェ「モンブエ」に連れて行ってもらいました。
カオスすぎるマルシェを歩いて歩いて、
やっと到着した布屋さんが、こちら!
パーニュだらけ。
ご覧の通り、
特徴は、
とにかく色彩鮮やか!派手!
見ているだけでも元気が出ますよね。
国によって柄があるらしいんのですが、
なんと残念ながらガボンには独自の柄はないそうです...
販売は6ヤードで7000~8000fCFA(日本円で1500円くらい)。
これだけあると、選ぶのに苦労します。
ふと上を見ると、
パーニュと一緒に何か書いてあります。
これ、結婚式で着る布を分かりやすく掲示してあげているそうなんです。
というのもガボンの伝統的な結婚式は、
新郎側と新婦側でそれぞれおそろいの色(柄)の服を着て出席し、
最後に新婦が、新郎側と同じ色の服を着て「嫁いだ」ことをみせるそう。
パーニュが吊り下げられてられているのは、
親族が結婚式の衣装の布を買いに来た時に
「結婚する人の名前、式の日付」
の掲示を見つけて、どの布を購入すればいいのか分かりやすくしてあげるためだそう。
ちなみに、
そんな多くはないけどお葬式でも同じようにお揃いの布を購入するそうです。
さて、
パーニュをたくさん購入した我々一次隊ですが、
ひとつ、お揃いの布を買いました。
この中のどれかが6人でお揃いです。
そのパーニュでアフリカ服を作ってもらいます。
お披露目は2019年1月予定。
楽しみです。
以上、パーニュのお話でした。
へばな。(津軽弁で「またね」の意味)